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世界初のヘルペス治療薬、ゾビラックスの効果について

ゾビラックスは抗ウィルス薬と呼ばれる種類の薬です。
この薬は水ぼうそうや帯状疱疹、口唇ヘルペスやカポジ水痘様発疹症などの治療に使われます。
単純ヘルペスウィルスだけでなく、水痘・帯状疱疹ウィルスを抑える効果もあるので、幅広く使われるヘルペスウイルス感染症の薬になります。

ゾビラックスの有効成分はアシクロビルです。
アシクロビルはウィルスに感染した細胞のなかで、ウィルスのDNAが伸長するのを妨げるという作用を持っています。
そのため、体内でウィルスに感染した細胞を増殖するのを防ぐことができ、ヘルペスウィルス感染症の治癒までにかかる期間を短縮することができます。

ゾビラックスには内服薬タイプの薬のほか、軟膏やクリーム、点滴静注用の薬などがあります。
水ぼうそうや帯状疱疹、カポジ水痘様発疹症の治療には主に飲み薬タイプのものが使用されます。
口唇ヘルペスなど小水疱が身体の一部に出来る症状の場合には、軟膏やクリームなどの外用薬が使用されることもあります。

また、目の周りに炎症が起きる角膜ヘルペスには専用のゾビラックス眼軟膏が使用されます。
帯状疱疹やカポジ水痘様発疹症が重症化した場合には、内服薬のみで治療することは難しいこともあるので、病院で点滴静注用のタイプが使用されることもあります。

ゾビラックスは抗ウィルス薬のなかでも副作用が少ないことで知られています。
しかし、副作用がまったくないわけではなく、人によっては頭痛やめまいなどの精神神経症状、発疹や発赤などの皮膚症状が現れることもあります。
腎臓が弱い人や高齢者では急性腎不全になるケースもあります。

持病やアレルギーを持っている人は、この薬を服用する際に医師などに相談する必要があります。
まれなケースですが、ゾビラックスを服用した際にショック症状やアナフィラキシーなどを起こす人もいます。
また、妊娠中の人は慎重に使用する必要があり、副作用よりも効果のほうが高く見込まれるときにだけ使用するようにします。

ゾビラックスの正しい服用方法とは?

ゾビラックスの内服薬には、錠剤タイプのものと飲みやすい顆粒状の2種類があります。
錠剤タイプの製品では有効成分であるアシクロビルが200ミリグラム含まれているものから、800ミリグラム含まれているものまでいくつかの種類があります。
顆粒タイプの製品では、アシクロビルが40%含まれています。

ゾビラックスの正しい服用方法としては、必ず1回ごとに決められた量を飲むようにします。
服用量が多すぎた場合、眠気や頭痛などの副作用が強く出てしまうことがあるので注意するようにしてください。
とくに高齢の人や腎臓が良くない人は、薬の排泄が遅れがちになるので水を多めに飲むようにします。

成人の場合、ゾビラックスの服用方法は感染症の種類によって異なっています。
口唇ヘルペスや性器ヘルペスなど単純ヘルペスウィルスが原因となっている単純疱疹の場合には、1回200ミリグラムを1日5回に分けて服用するようにします。
また、水痘・帯状疱疹ウィルスによる帯状疱疹の治療に使う場合には、1回800ミリグラムを1日5回に分けて服用するようにします。
年齢や体調によっては、薬の量が増減されることもあります。

子供が服用する場合には、体重によって服用する量が異なってきます。
単純疱疹と帯状疱疹の治療に使う場合には、ともに1回につき体重1キログラムあたりアシクロビルとして20ミリグラムを1日4回に分けて服用します。
ただし、単純疱疹の場合には1回最大で200ミリグラムまで、帯状疱疹の場合には1回最大で800ミリグラムまでとなっています。

高齢の人や腎臓が良くない人は、服用間隔を長くするなどの調整が必要になることもあります。
また、薬の飲み合わせによっては副作用が強くでるケースもあるので、痛風の薬や胃の薬、免疫抑制剤などを使用している場合には、医師などに相談した上で慎重に服用するようにしてください。