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トリコモナス膣炎の症状とその治療薬について

膣炎は文字通り、女性の膣内に何等かの原因で炎症が起こる病気です。
膣炎が起こる原因の約10%前後を占めると言われている「トリコモナス膣炎」は、自然に回復しないため治療を受けなければいけません。
トリコモナス膣炎は「トリコモナス原虫」という微生物に感染して起こる、性感染症の1つです。

トリコモナス原虫の感染は特に女性に起こりやすいという事もあり、この微生物による膣炎には注意が必要です。
では、もしトリコモナス膣炎を発症してしまった場合、どのような症状が起こるのでしょうか。
この性感染症の特徴的な症状として、「おりものの異常」が挙げられます。発症するとおりもの色が黄色くなったり、おりもの自体が泡立つケースもあるようです。
また、おりものの臭いが強くなるのもトリコモナス膣炎の特徴と言われています。

おりものに何等かの異変を感じた場合は、早めにクリニックを受診すると良いでしょう。おりものの異常の他には、「強い痒み」という症状も特徴として挙げられます。
膣内だけでなく外陰部にも炎症が及ぶと、痒みは腫れ感といった症状が出るようです。膣内が炎症を起こす事によって、不正出血が起こるケースも少なくありません。

このような症状の他にも、外陰部などに熱感を感じる・ただれといった症状が出るのも症状として挙げられます。
排尿時に痛みを感じたり、トイレの回数が増えるというケースもあるようです。ただ、場合によっては症状が全く出ないという方もいます。

女性の場合、トリコモナス原虫に感染しても約20%から50%の方には、症状が出ないというデータがあります。
すでに感染しているのにも関わらず、パートナーと性行為を行ってしまうと、感染を拡大させてしまう事になるでしょう。

症状が出始めていても体に異変を感じず、そのまま放置してしまう可能性もあります。
このような事態を避けるために、日頃から自分の体やおりものの状態などを確認して、少しでも異変を感じたら病院に相談する事が大切です。

フラジールの効果と副作用について

トリコモナス膣炎を発症した場合、「フラジール」という治療薬で、治療を進めて行くのが一般的です。
フラジールは白い色をした錠剤で、有効成分として「メトロニダゾール」が含まれています。
メトロニダゾールは、微生物のなかで還元されニトロソ化合物へと変化するという効果を発揮します。
ニトロソ化合物が微生物のDNAの二重鎖を切断し機能障害を引き起こす事で、抗トリコモナスの効果を発揮するのが特徴です。

トリコモナス原虫に対し優れた効果を発揮する事から、フラジールは治療薬として多くのクリニックで処方されています。
フラジールの服用方法はトリコモナス膣炎の治療を行う場合、1日2回、1回につき1錠を服用するのが基本です。
症状などによって内服する期間はかわりますが、多くの場合はフラジールを10日間飲み続けます。
医薬品ですので水かぬるま湯で服用するようにしましょう。

フラジールで治療を行っている期間中、アルコールを飲むのはNGです。
アルコールにより腹痛、嘔吐、顔面潮紅などの二日酔い症状が現れるケースがあるため、治療中の飲酒は避けるように言われています。
また、水かぬるま湯で服用したとしても、医薬品である以上副作用が起こる事も考えておかなければいけません。

副作用としては食欲不振、胃の不快感、吐き気といった症状が挙げられます。
もし、血便や頻度の多い下痢といった症状が出た場合は、すぐ医師に相談するようにしましょう。
服用方法さえ守っていれば、フラジールは比較的、副作用が出にくい薬と言われているものの、稀にですが重篤な副作用が起こるケースも報告されています。
手足のしびれや意識障害、水ぶくれや皮膚の熱感や痛みといった症状です。他にも稀に起こる重い副作用は報告されています。

フラジールを服用して何等かの異変が出たら、躊躇せず医療機関に相談するようにしましょう。